中学生の参考書の使い方 問題集とセットで1冊を3周する

junior-high-reference-book 参考書・問題集
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参考書を買ったのに、最初の数ページを読んだだけで本棚に戻してしまった。

中学生の参考書は、前から順に読む本ではありません。

問題集とどう組み合わせるか、教科ごとにどこを開くかが分かると、参考書は毎日使える本に変わります。

  • 参考書と問題集の役割の違い
  • 1冊を3周する基本の使い方
  • 英語、数学、理科と社会の教科別の使い方
  • 定期テスト前と受験勉強での使い分け

■中学生の参考書は問題集で間違えたときに開く

中学生の参考書は、問題集で間違えた問題や分からなかった問題の答えを確かめるために開くのがいちばん続く使い方です。

参考書は、分からないところを理解するための本です。

問題集は、分かったことを解けるようにするための本です。

この2つは役割が違うので、参考書だけを読んでいても、テストで解ける力はなかなかつきません。

比べるところ 参考書 問題集
役割 分からないところを理解する 理解したことを解けるようにする
中身 説明、図、例題が多い 練習問題が多い
開くとき 問題を間違えたとき、授業が分からなかったとき 毎日の勉強、テスト前

前から順番に読もうとすると、知っていることまで読むことになり、途中で手が止まりやすいです。

まず問題集を解いて、間違えたところだけ参考書で確かめる。

この順番にすると、読むページが自分に必要なところだけになります。

参考書は分厚いので、全部読み切ろうとしなくて大丈夫です。目次や索引から、必要なページだけ開けばOKです。

■参考書の使い方の基本は1冊を3周すること

参考書は何冊も買うより、1冊を3周するほうが中学生の成績は上がりやすいです。

1回読んだだけでは、何日かたつと忘れてしまうところがたくさん出てきます。

同じ本を何度も開くことで、どのページに何が書いてあるかも覚えられて、調べる時間も短くなります。

ステップ1 1周目は止まらずに最後まで読む

1周目は、分からないところがあっても止まらずに読み進めます。

分かったところに丸、分からなかったところに星を付けておきましょう。

1周目でじっくり読みすぎると、最後までたどり着く前に疲れてしまいます。

ステップ2 2周目は星を付けたところを問題集で解く

2周目は、1周目で星を付けたところだけを読み直します。

読んだらすぐ、問題集で同じ単元の問題を解きます。

解けたら星を消して、解けなかったら星をもう1つ足します。

ステップ3 3周目は星が残ったところだけをくり返す

3周目は、星が残っているページだけを開きます。

ここまで来ると、開くページはかなり少なくなっているはずです。

星が全部消えたら、その参考書は使い終わったと考えてOKです。

マーカーを最初から何本も引くと、どこが大事なのか分からなくなります。マーカーは2周目以降、何度も間違えたところだけに引きましょう。

■英語の参考書は教科書の文法と同じページを開く

中学 自由自在 英語
英語の参考書は、その日の授業で習った文法と同じ章を開いて、例文を声に出して読むのが中学生におすすめの使い方です。

英語の参考書は、文法の単元ごとに章が分かれていることがほとんどです。

授業で習った単元を目次で探して、その章の説明と例文を読みます。

  • 授業で習った文法の章を目次で探す
  • 説明を読んで、例文を3回声に出して読む
  • 例文の日本語訳だけを見て、英文をノートに書く
  • 問題集の同じ単元を解く

例文を英語で書けるようになると、その文法の形をそのまま覚えられます。

英単語は参考書の巻末にまとめて載っていることが多いので、単語の確認にも使えます。

長文読解で分からない文が出てきたときも、その文の形がどの文法の章に当たるかを参考書で探すと、意味がつかみやすくなります。

■数学の参考書は例題を隠して解いてから読む

くわしい 中1数学
数学の参考書は、例題の解き方を読む前に、紙で答えを隠して自分で解いてみるのがいちばん力のつく使い方です。

数学の参考書には、単元ごとに例題と、その解き方の説明が載っています。

解き方を先に読むと、分かった気がしても、自分では解けないことが多いです。

数学の参考書の使い方の流れ

  • 例題の解き方の部分を紙で隠す
  • 3分考えて、途中までの式でもいいのでノートに書く
  • 紙を外して、自分の式と参考書の式を1行ずつ比べる
  • どの行で間違えたかに印を付ける

どこで止まったかが分かると、その行の説明だけを読み直せば済みます。

例題が解けたら、すぐ横にある類題や練習問題を解いて、同じ形の問題をもう1問やっておきましょう。

図形の問題は、参考書の図をそのままノートに書き写してから考えると、補助線を引く場所が見つけやすくなります。

■理科と社会の参考書は図と表を見ながら覚える

中学教科書ワーク 理科 1年
理科と社会の参考書は、文章よりも図や表、写真を先に見て、そのページの要点だけを覚える使い方が中学生には向いています。

理科と社会は、覚える用語が多い教科です。

参考書には、教科書より図や表が多く入っていて、用語どうしのつながりが目で分かるようになっています。

理科の参考書の使い方

理科は、実験の図と結果の表が大事です。

実験の図を見て、どの器具を使って、何が起きたのかを自分の言葉で言えるか試してみてください。

計算問題が出る単元は、数学と同じように例題を隠して解いてから読みます。

社会の参考書の使い方

社会は、地図や年表を見ながら用語を覚えます。

歴史なら、年表のどこに今の単元が入るかを確かめてから読むと、出来事の順番が分かりやすくなります。

地理なら、地図を見て場所を確かめながら、その地域の気候や産業を覚えます。

国語の参考書も、漢字や文法、古文の単語など、覚えるところは理科や社会と同じように表のページから使うと進めやすいです。

■定期テスト前と受験勉強で参考書の使い方を変える

定期テスト前はテスト範囲のページだけを開き、受験勉強では中1の最初から全体を通して使うのが中学生の参考書の使い分けです。

同じ参考書でも、目的によって開くページが変わります。

目的 開くページ 始める時期の目安
定期テスト テスト範囲の単元だけ テストの2〜3週間前
高校受験 中1の最初の単元から順に 中3の夏休み前後

定期テスト前の参考書の使い方

定期テストでは、テスト範囲表に書かれた単元だけを参考書で開きます。

学校のワークを先に解いて、間違えた問題を参考書で確かめるのが基本です。

テストの2〜3週間前から始めておくと、ワークを2周して参考書で確かめる時間がとれます。

受験勉強での参考書の使い方

高校入試は、中1から中3までの内容が出題範囲です。

受験勉強では、参考書の中1の単元から順に、星が付いたところを中心に読み直します。

中1や中2の単元で忘れているところが見つかったら、そこを先に固めてから中3の単元に進みましょう。

■参考書を買い足すのは1冊を3周してから

新しい参考書を買うのは、今の1冊を3周して星が残らなくなってからで十分です。

参考書を何冊も持っていると、どれも途中までになりやすいです。

同じ単元を別の参考書で読んでも、説明の順番が違うので、かえって分かりにくくなることもあります。

「この参考書は自分に合わないかも」と感じたときは、すぐに買い替えず、まず問題集で間違えたところを参考書で調べる使い方を2週間ほど続けてみてください。

それでも説明が難しく感じるなら、そのときは1つ下のレベルの参考書を選ぶのがおすすめです。

参考書の使い方で大事なのは、問題集とセットにして、間違えたところだけを開くことです。

まずは宿題で間違えた問題を1問選んで、参考書のそのページを開くところから始めてみてください。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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