カシオの電卓を買ったものの、M+やGTのキーは押したことがない。そんな人はかなり多いです。
電卓の使い方でつまずく原因は、キーの数ではなく、消すキーの使い分けを知らないことにあります。
カシオ電卓の基本の使い方から、定数計算やメモリーの打ち方まで、例の数字つきで紹介します。
カシオ電卓の使い方はACとCとMCを分ければ迷わない

カシオ電卓で最初に覚えるのは、AC、C、MCの3つの消すキーの違いです。
ここをあいまいにしたまま計算すると、前の数字が混ざって答えがずれます。
それぞれのキーが消すものは、次のとおりです。
| キー | 消えるもの | 押すタイミング |
|---|---|---|
| AC | 計算の途中経過と表示 | 新しい計算を始めるとき |
| C | いま表示されている数字だけ | 打った数字を丸ごと打ち直すとき |
| MC | メモリーに入れた数字 | メモリーを使い終わったとき |
カシオの電卓は、ACのキーが電源を入れるキーも兼ねています。
電源が切れていたら、まずACを押してください。
気をつけたいのは、ACを押してもメモリーの中身は残ることです。
計算を1から始めるときは「AC→MC」と押す習慣をつけておくと、カシオ電卓の使い方で迷う場面がぐっと減ります。
カシオ電卓の使い方で差がつくコツ3選

定数計算、%キー、GTキーの3つを覚えると、カシオ電卓で打つ回数がはっきり減ります。
どれも事務の仕事や簿記の勉強でよく使うキーです。
ひとつずつ、打ち方と例を紹介します。
定数計算はカシオなら記号を2回押す
同じ数を何回も足したり掛けたりするときは、定数計算を使います。
カシオ電卓の定数計算は、固定したい数のあとに記号を2回押すのが決まりです。
たとえば、いろいろな数に10を足したいときの打ち方はこうなります。
- 「10」「+」「+」と押す(画面にKのマークが出ます)
- 「50」「=」と押すと60
- 続けて「60」「=」と押すと70
掛け算も同じで、「10」「×」「×」「50」「=」で500です。
この打ち方を使うと、2の5乗も「2」「×」「×」のあとに「=」を4回押すだけで32が出ます。
%キーは掛け算のあとに押す
200円の30%を出したいときは「200」「×」「30」「%」と押すと60になります。
逆に、60が200の何%かを知りたいときは「60」「÷」「200」「%」で30と出ます。
割引後の値段を出すときは、%キーを使わずに掛け算で出すほうが確実です。
5000円の2割引きなら「5000」「×」「0.8」「=」で4000になります。
合計はGTキーに任せて紙に書かない
GTは、「=」で出した答えを自動で足しておいてくれるキーです。
たとえば「150」「+」「350」「=」で500、続けて「200」「+」「100」「=」で300と計算します。
最後にGTを押すと、500と300を足した800が出ます。
途中の答えをメモして、最後に足し直す手間がいりません。
GTにたまった数字の消し方は機種で違うので、手元の電卓の説明書で確かめておいてください。
カシオ電卓のメモリーキーM+とM-とMRとMCの使い方
メモリーキーは、足すならM+、引くならM-、見るならMR、消すならMCと覚えれば十分です。
買い物の合計のように、掛け算の答えをいくつも足すときに使います。
120円の品を3個と、250円の品を2個買ったときの合計を出してみます。
- 「AC」「MC」と押して、前の数字を消す
- 「3」「×」「120」と押してから「M+」を押す(360がメモリーに入る)
- 「2」「×」「250」と押してから「M+」を押す(500がメモリーに足される)
- 「MR」を押すと、合計の860が出る
M+を押すと「=」を押したのと同じように答えが出て、その答えがメモリーに足されます。
メモリーに数字が入っている間は、画面の端にMの文字が出ます。
値引きの100円を引きたいときは、「100」「M-」と押せばメモリーの合計から100が引かれます。
カシオとシャープの電卓で違う定数計算の打ち方

カシオは記号を2回押し、シャープは記号を1回押すだけで定数計算になります。
会社ではシャープ、家ではカシオという人は、ここで答えがずれやすいです。
足し算と掛け算で、打ち方を並べてみます。
| 計算 | カシオの打ち方 | シャープの打ち方 |
|---|---|---|
| 50+10と60+10 | 10 + + 50 = 60 = | 50 + 10 = 60 = |
| 50−10と60−10 | 10 − − 50 = 60 = | 50 − 10 = 60 = |
| 10×50と10×60 | 10 × × 50 = 60 = | 10 × 50 = 60 = |
| 50÷10と60÷10 | 10 ÷ ÷ 50 = 60 = | 50 ÷ 10 = 60 = |
カシオは、どの計算でも「固定する数を先に打って記号を2回」です。
シャープは、足し算と引き算と割り算では後ろの数が固定され、掛け算だけは前の数が固定されます。
両方の打ち方を一度に覚えようとすると混乱しやすいので、ふだん使う電卓のほうだけ覚えておきましょう。
カシオ電卓で打ち間違えたときは→キーで1文字戻す
最後の1けたを打ち間違えただけなら、Cではなく→キーで1文字だけ消すのが早いです。
たとえば「1258」と打つつもりで「1259」と打ったときは、→キーを1回押して「8」を打ち直します。
機種によっては、→ではなく←や▶のマークが付いています。
Cを押すと、表示されている数字が全部消えます。
けた数の多い数を打っている途中なら、→キーで戻したほうが打ち直しは少なくて済みます。
カシオ電卓の税込と税抜の計算は機種ごとに確認する
税込と税抜のキーがあるカシオ電卓でも、税率の変え方は機種ごとに違います。
キーを長押しして税率を入れる機種もあれば、別の設定キーを使う機種もあります。
税率がずれたまま使うと、税込の金額が全部ずれてしまいます。
手元の電卓で「1000」「税込」と押してみて、1100と出れば10%に設定されています。
違う数字が出たら、本体の裏や説明書で型番を確認しましょう。
カシオのサポートページで型番を入れると、その機種の取扱説明書が見られます。
カシオ電卓の使い方を身につける練習の順番
消すキー、メモリー、定数計算の順に1つずつ練習すると、カシオ電卓の使い方は1週間ほどで迷わず打てるようになります。
いきなり全部を覚えようとしなくて大丈夫です。
おすすめの順番は次のとおりです。
- 計算を始める前に「AC」「MC」と押す
- 買い物のレシートを見ながら、M+とMRで合計を出す
- 同じ数を足す計算を、定数計算で打ってみる
- 答えを足す場面で、GTを使ってみる
簿記の検定を受ける人は、毎日10分ほど同じ問題を電卓で解き直すと、キーの位置を覚えやすくなります。
まずは手元のカシオ電卓でAC、MC、M+の3つを押してみてください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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