教科書に蛍光ペンを引きすぎて、どこが大事なのか分からなくなった。
そんなときに知っておきたいのは、普通の蛍光ペンと消せる蛍光ペンでは、取れる手が違うことです。
教科書の蛍光ペンを消す方法と、消えないときや戻ってきたときの対処、引きすぎを防ぐコツを順番に紹介します。
普通の蛍光ペンは教科書から消せる?
普通の蛍光ペンは、消しゴムでこすっても教科書から消えません。
インクが紙にしみこんでいるので、表面をこすっても色は残ります。
強くこすると、紙の表面がけば立ったり、印刷された文字まで薄くなったりします。
まずは、引いた蛍光ペンが「こすって消せるタイプ」かどうかを確かめましょう。
ペンの後ろにラバーが付いているもの、本体に「消せる」と書いてあるものが消せるタイプです。
どちらでもなければ、普通の蛍光ペンとして次の方法を考えます。
教科書に引いた普通の蛍光ペンは印を足して区別する
消せない蛍光ペンは、消すのではなく「大事な線と区別する」方法がおすすめです。
教科書の文字を残したまま、どこが本当に大事なのかが分かれば、勉強には困りません。
大事な線にだけ印を足して教科書の蛍光ペンを区別する
いちばん手軽なのは、本当に大事な蛍光ペンの線にだけ印を足す方法です。
行の頭に赤ペンで丸を付けたり、線の下にボールペンで下線を足したり。
見返したときは、印の付いた線だけを読めばOKです。
修正テープは教科書の文字ごと隠れるので向かない
修正テープを貼ると蛍光ペンの色は見えなくなりますが、下の文字も読めなくなります。
教科書の本文に修正テープを使うのは、避けたほうがいいです。
余白に書いたメモに蛍光ペンを引いてしまった、というときだけ使えます。
削る方法や薬剤で蛍光ペンを消すのは教科書には不向き
カッターや砂消しゴムで削ると、蛍光ペンの色と一緒に印刷も削れます。
漂白剤や除光液などの薬剤は、紙が波打ったり、裏のページまでしみたりします。
教科書は学年が上がっても見返すものなので、紙を傷める消す方法は使わないのがおすすめです。
| 方法 | 教科書の文字 | 紙へのダメージ | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 印を足して区別する | そのまま読める | なし | 引きすぎて大事な所が分からない |
| 修正テープで隠す | 読めなくなる | 少ない | 余白のメモだけ |
| 削る | 一緒に消える | 大きい | 教科書には向かない |
| 薬剤を使う | にじむことがある | 大きい | 教科書には向かない |
消せる蛍光ペンを教科書で消す方法は4ステップ
消せる蛍光ペンは、ペンの後ろのラバーでこすって、摩擦の熱で色を消します。
インクは60℃以上になると無色になるしくみです。
教科書で消すときは、次の順番でやってみてください。
- 教科書の余白か巻末のページに線を1本引いて、消えるか試す
- 消したい線の上を、ラバーで同じ方向に5〜10回こする
- 色が残っていたら、少し速めにこすって熱を出す
- 消しすぎた所がないか、まわりの線を見て確かめる
こするときは、紙が動かないように片手でページを押さえておくとラクです。
力を入れるより、速くこするほうが熱が出て消えやすくなります。
ラバーが汚れていると教科書に色が移るので、ときどき紙の端でこすってきれいにしておきましょう。
消せる蛍光ペンが教科書で消えないのはなぜ?
消せる蛍光ペンでも、紙の種類や印刷の具合によっては、教科書の線がきれいに消えないことがあります。
消せる蛍光ペンの注意書きにも、感熱紙や印刷物は消去に向かない場合があると書かれています。
教科書の紙や印刷の上では色が残りやすい
表面がつるつるした紙や、写真や図の上に引いた線は、うっすら色が残ることがあります。
本文の文字の上より、図や表の上のほうが消えにくいと感じる人が多いです。
うすく残った線は、それ以上こすらずに置いておくのがおすすめです。
何度も重ねて引いた蛍光ペンの線は消えにくい
同じ所に2回、3回と重ねて引いた線は、インクが多く残っているので消えにくくなります。
消せるタイプでも、引くのは1回だけにしておくと、あとで消すのがラクです。
消した蛍光ペンが教科書に戻るのはマイナス10℃前後
消せる蛍光ペンの線は、マイナス10℃前後まで冷えると、教科書の上に色が戻ることがあります。
冬の寒い車内や、窓ぎわに教科書を置きっぱなしにしたときに起こりやすいです。
反対に、60℃以上になる場所では、消していない線まで消えることがあります。
消しすぎた蛍光ペンの線は冷凍庫で戻せる
大事な線までうっかり消したときは、冷やすと戻せます。
- 教科書をビニール袋に入れて口を閉じる
- 冷凍庫に入れて15分ほど待つ
- 取り出して、線が戻っているか確かめる
ビニール袋に入れるのは、取り出したときに付く水滴で教科書の紙がよれるのを防ぐためです。
ただし、前に消したほかの線も一緒に戻ります。
何度も引き直したページは、かえって読みにくくなるので、この方法は最後の手段と考えておきましょう。
教科書の蛍光ペンは2回目に読むときから引く
教科書に蛍光ペンを引くのは、2回目に読むときからにすると引きすぎを防げます。
1回目に読むときは、どこが大事か分からないまま引いてしまいがちです。
最初は鉛筆でうすく下線を引き、2回目に読んで「やっぱり大事」と思った所だけ蛍光ペンにします。
蛍光ペンを引くのは1ページに3本まで
1ページに引く蛍光ペンの線は、3本までと決めておくのがおすすめです。
本数を決めておくと、引く前に「ここは本当に大事か」を考えるようになります。
3本を超えそうなときは、いちばん大事な1本だけを残して、ほかは鉛筆の下線のままにしておきましょう。
蛍光ペンの色は2色までに決めておく
色を増やすと、どの色が何の意味だったか分からなくなります。
たとえば、黄色は覚える用語、青は先生が言った所、のように2色までに決めておくのがおすすめです。
決めた色のルールは、教科書の表紙の裏にメモしておくと忘れません。
あとで消したい教科書の線ははがせる蛍光テープにする
テスト範囲だけ一時的に目立たせたいなら、はがせる蛍光テープや透明な付箋を貼る方法もあります。
インクを使わないので、テストが終わったらはがすだけで教科書が元に戻ります。
教科書を下の学年の兄弟にゆずる予定がある人にも向いています。
教科書の蛍光ペンを消す方法は種類で選ぶ
普通の蛍光ペンなら印を足して区別し、消せる蛍光ペンならラバーでこすって消す、と覚えておけば迷いません。
どちらの場合も、教科書を削ったり薬剤を使ったりするのは避けましょう。
これから引く分は、1回目は鉛筆、2回目から蛍光ペンにするだけで、教科書が見やすいまま使えます。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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