カバンの中で熱を持たないか心配なら、電池の中身から選ぶのが確実です。
燃えにくい電池を使った2台と、手ごろな定番1台を紹介します。
この記事で紹介する安全なモバイルバッテリー3選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | エレコム 半固体モバイルバッテリー DE-C86-10000BK | ![]() |
半固体電池で35W出力 | Amazon楽天Yahoo! |
| 2位 | cheero Pocheri Danboard ver. 10000mAh | ![]() |
187gの手ごろな定番 | Amazon楽天Yahoo! |
| 3位 | HAMAKEN WORKS JOVY SSPB HW-SSPB100 | ![]() |
暑さ寒さに強い準固体 | Amazon楽天Yahoo! |
安全なモバイルバッテリーはPSEマークと電池で選ぶ
安全を重視するなら、PSEマークが付いていることを最初に確かめ、そのうえで燃えにくい半固体か準固体の電池を選ぶのが確実です。
モバイルバッテリーの発火は、落としたときの衝撃や高温の場所への置きっぱなしで、中の電池がショートすることから起こります。
ふつうのリチウムイオン電池は、中に燃えやすい液体の電解液が入っています。
半固体や準固体の電池は、この電解液をゲル状にしたり量を減らしたりしているので、傷が付いても液が流れ出にくく、熱を持ちにくいつくりです。
そのぶん価格は同じ容量のふつうの電池より2千円から4千円ほど高めです。
予算を抑えたいときは、ふつうの電池でもPSEマークがあり、国内で問い合わせ先がはっきりしているメーカーのものを選べば、使い方に気を付けることで十分に安全に使えます。
安全なモバイルバッテリーの選び方
【PSEマーク】マークのない製品は買わない
日本で売られるモバイルバッテリーはPSEマークの表示が法律で決められているので、マークが見つからない製品は選ばないでください。
PSEマークは、電気用品安全法の基準を満たしていることを示す印です。
通販の商品ページでは、写真の中の本体裏面や、説明文の「PSE適合」「PSE技術基準適合」という書き方で確かめられます。
極端に安い海外の無名ブランドには、この表示が見当たらないものがまだ出回っています。
【電池の種類】燃えにくさを重視するなら半固体か準固体
カバンに入れっぱなしにする時間が長い人や、夏の車内に置く可能性がある人は、半固体か準固体の電池を選ぶと発火の心配を大きく減らせます。
半固体と準固体は、メーカーによって呼び方が違うだけで、電解液をゲル状にして液体の割合を減らしたものを指しています。
どちらも、ふつうのリチウムイオン電池より使える温度の範囲が広く、充電を繰り返したときの劣化もゆっくりです。
【容量】通学や通勤で使うなら10000mAhで足りる
スマホを1日1回から2回充電できれば困らない人は、10000mAhを選べば重さと充電回数の釣り合いがとれます。
10000mAhのモバイルバッテリーは、今のスマホならおよそ2回分の充電ができます。
20000mAhになると重さが350gから400gほどになり、制服のポケットや小さめのリュックには入れにくくなります。
今回紹介する3台は、どれも10000mAhです。
【充放電回数】長く使うなら2000回を目安にする
毎日充電するなら、充放電回数が2000回ほどあるものを選ぶと、買い替えまでの期間が長くなります。
ふつうのリチウムイオン電池は、500回ほど充電を繰り返すと容量が目に見えて減ってきます。
劣化した電池は膨らみやすく、それが発火のきっかけになることもあります。
電池が長持ちするということは、それだけ危ない状態になるまでの期間が長いということでもあります。
安全なモバイルバッテリーのおすすめ3選
第1位 エレコム DE-C86は半固体電池で35W出せる

燃えにくい半固体電池を使いながら、ノートパソコンにも使える35Wの出力があり、安全と使いやすさのどちらもあきらめたくない人に向いています。
私はこの半年ほど、仕事用のリュックにこれを入れっぱなしにしています。
いちばん助かっているのは、本体の小さな画面に残量が1%刻みで出ることです。
ランプが4つ並ぶだけのタイプを使っていたころは、「あと1個」の表示から急に0になって困ったことが何度かありましたが、これは数字で見えるので、出かける前に充電するかどうかをすぐ決められます。
ポートはUSB-Cが2つとUSB-Aが1つあり、スマホとタブレットとイヤホンを同時につないでも動きます。
USB-Cからは最大35W出るので、13インチのノートパソコンなら、電源のない場所でも作業を続けられました。
電池は半固体リチウムイオンで、充放電はおよそ2000回までを目安にしています。
使える温度はマイナス15℃から45℃までで、冬の屋外でも夏の通学カバンの中でも動きます。
真夏に炎天下のバス停で30分ほどスマホを充電したことがありますが、本体を触っても少し温かい程度で、手に持っていられないほど熱くなることはありませんでした。
重さは約220gで、同じ容量のふつうの電池のものより30gほど重いです。
正直に言うと、この30gの差は持った瞬間に分かります。
もう1つ気になったのは、本体そのものへの充電が遅めなことです。
30分充電しても残量は2割ほどしか戻らないので、朝に慌てて充電するような使い方には向きません。
私は寝る前にコンセントにつないでおくことにしてからは、この点で困らなくなりました。
価格は7千円台後半から8千円台です。
ふつうの10000mAhの倍近くしますが、発火の心配が少なく2000回使えることを考えると、1年あたりの値段はむしろ安くなります。
中高生の子どもに持たせるなら、私はこれを選びます。
エレコム モバイルバッテリー 半固体Li電池 残量表示 35W 10000mAh USB-C×2 USB-A ブラック DE-C86-10000BK
残量が1%刻みで分かる半固体電池のモデル
第2位 cheero ダンボーは187gで持ち歩きやすい

電池はふつうのリチウムイオンですが、国内メーカーのcheeroが作るPSE適合品で、4千円台で買える軽い1台を探している人に合います。
cheeroは大阪のメーカーで、モバイルバッテリーを長く作り続けています。
この製品は、ダンボーというキャラクターの顔が本体に描かれたシリーズの10000mAhモデルです。
大きさは約80×60×27mm、重さは約187gで、今回の3台のなかでいちばん軽く、手のひらに収まる大きさです。
USB-CはPDで最大18W、USB-Aは最大22.5Wで、スマホなら急速充電ができます。
2台を同時に充電することもできます。
過充電や過放電、ショートを防ぐ保護回路が入っていて、異常があると自動で出力を止めます。
口コミでは、見た目がかわいいので子どもが自分から持ち歩くようになったという声が多く見られました。
一方で、本体への充電はPD18Wの充電器を使っても約3時間かかります。
電池そのものは液体の電解液を使ったタイプなので、夏の車内への置きっぱなしや、落としたあとに膨らんだまま使うことは避けてください。
cheero Pocheri DANBOARD ver. モバイルバッテリー 10000mAh CHE-125-BR
手のひらに収まる187gの国内メーカー品
第3位 JOVY SSPBは準固体電池で暑さと寒さに強い

マイナス20℃から80℃まで使える準固体電池のモデルで、冬のスキー場や夏の車内のように温度が大きく変わる場所で使う人に向いています。
電解液のうち液体の割合は約3%で、残りは固体に近い状態になっています。
そのため、落として本体が傷付いても液が漏れにくく、発火しにくいつくりです。
充放電は2000回繰り返しても、容量の80%を保つとされています。
重さは約195gで、大きさは約68×17×112mmと薄く、スマホと重ねて持てる形です。
ポートはUSB-CとUSB-Aが1つずつで、出力は最大20Wです。
口コミでは、長時間充電しても本体がほとんど温かくならないという声が多く、発熱の少なさは3台のなかでもいちばんです。
ただし、残量表示は小さなランプだけなので、あとどれくらい残っているかは分かりにくいです。
ノートパソコンの充電には出力が足りないので、スマホやイヤホン用と割り切って使う製品です。
価格は7千円から9千円ほどで、出力のわりに高いと感じる人もいると思います。
HAMAKEN WORKS JOVYシリーズ 準固体電池 モバイルバッテリー 10000mAh HW-SSPB100SGN(ピンクゴールド)
マイナス20℃から80℃まで使える準固体電池
モバイルバッテリー3台の比較 燃えにくいのは1位と3位
燃えにくさを重視するならエレコムかHAMAKEN WORKS、軽さと価格を重視するならcheeroを選んでください。
| 商品 | 電池 | 重さ | 最大出力 | 燃えにくさ | 残量の分かりやすさ | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| エレコム DE-C86-10000BK | 半固体 | 約220g | 35W | ★★★★★ | ★★★★★ | ノートパソコンにも使いたい人 |
| cheero ダンボー 10000mAh | リチウムイオン | 約187g | 22.5W | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | 軽くて安いものがほしい人 |
| HAMAKEN WORKS JOVY | 準固体 | 約195g | 20W | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | 暑い場所や寒い場所で使う人 |
10000mAhのモバイルバッテリーは飛行機の機内に持ち込める
今回の3台はどれも約36Whで、機内に持ち込める上限の160Whを下回っているので、手荷物として持ち込めます。
モバイルバッテリーは、スーツケースに入れて預けることができません。
必ず手荷物に入れ、機内では頭上の棚ではなく、手元のバッグやポケットに入れておくよう航空会社から求められています。
航空会社によっては機内での使用そのものを制限していることもあるので、乗る前に各社の案内を確かめてください。
モバイルバッテリーは膨らんだら使うのをやめる
本体が膨らんだり、充電中に触れないほど熱くなったりしたら、どの種類の電池でもその時点で使うのをやめてください。
膨らみは、中の電池が劣化してガスが出ているしるしです。
そのまま充電を続けると、発火につながることがあります。
使わなくなったモバイルバッテリーは、燃えないごみに出さず、家電量販店などにある回収箱に入れます。
充電するときは、布団の上やカバンの中ではなく、机の上のように熱がこもらない場所で、目の届くところに置いておくと安心です。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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