紙のノートを減らしたくて電子ノートを調べ始めたものの、買ってから使わなくなるのが心配。そう感じている人は多いです。
電子ノートのデメリットは、書き心地、保存、充電の3つでほぼ決まります。先にデメリットを知っておけば、自分の使い方に合うかどうかを買う前に決められます。
電子ノートのデメリットは大きく6つ
電子ノートのデメリットは、書き心地の違い、保存できない機種がある、充電が切れると見られない、暗い場所で見にくい、色が使えない、値段が上がりやすい、の6つです。
どれも機種によって当てはまるかどうかが変わります。ひとつずつ紹介します。
紙と書き心地が違い慣れるまで時間がかかる
電子ノートの画面は、紙よりも表面がつるっとしています。ペン先が少し滑るので、最初は字が思ったより大きくなったり、形が崩れたりします。
使っている人からは「1〜2週間で慣れた」という声が多いです。ただ、細かい字をぎっしり書く人ほど、紙との違いが気になりやすいです。
安い電子メモパッドは書いた内容を保存できない
安く売られている電子メモパッドは、ボタンを押すと画面が全部消えるだけの機種がほとんどです。
書いた内容をあとで見返したい人が、保存機能のないメモパッドを買ってしまうと、使い道がかなり限られます。保存できるかどうかは、買う前に必ず確かめましょう。
充電が切れると電子ノートの中身を見返せない
保存できる電子ノートは、充電が切れると画面を開けません。試験前に見返そうとしたら電池が無かった、ということが起きます。
1回の充電で30時間ほど使える機種もありますが、ノートを開くたびに少しずつ減ります。紙のノートと違って、充電の手間がずっと付いてきます。
暗い場所では画面が見にくい機種がある
電子ペーパーの電子ノートは、紙と同じで外からの光で画面を見ます。画面を照らすライトが無い機種は、夜の電車や薄暗い部屋では字が見にくくなります。
寝る前の布団の中で見返したい人は、ライト付きの機種かどうかを確かめておくと安心です。
色を使い分けられない電子ノートが多い
電子ペーパーの電子ノートは、白黒表示の機種が多いです。赤ペンで間違いを直したり、色分けで要点を目立たせたりする書き方は、そのままではできません。
色ペンを何本も使ってノートを作る人は、線の太さや囲み線で区別するやり方に変える必要があります。
保存やPDFの機能が増えるほど値段が上がる
保存、PDFへの書き込み、パソコンとの連携など、できることが増えるほど値段は上がります。高い機種では、タブレットと変わらない値段になります。
紙のノートよりずっと高いので、何に使うかがはっきりしないまま高い機種を買うと、もったいなく感じやすいです。
電子ノートと電子メモパッドの違いでデメリットは変わる
「電子ノート」という名前で、2種類の別の商品が売られています。書いて消すだけの電子メモパッドと、書いたものを保存できる電子ノートでは、デメリットがまったく違います。
| 項目 | 電子メモパッド | 保存できる電子ノート |
|---|---|---|
| 書いた内容 | 消すと残らない | ページとして保存できる |
| 電源 | ボタン電池や充電式で長く持つ | 充電式で定期的に充電がいる |
| 主なデメリット | 見返せない・消す回数に限りがある | 充電の手間・値段が高め |
| 向く使い方 | 計算のメモ・伝言・子どものお絵かき | 授業のノート・復習・手帳 |
電子メモパッドには、消す回数にも限りがあります。目安は5万回から10万回ほどで、それを超えると線が消えにくくなります。
計算の途中式を書いては消す使い方なら、メモパッドで十分です。授業のノートを残したいなら、保存できる電子ノートを選びましょう。ここを取り違えるのが、電子ノートでいちばん多いつまずきです。
タブレットと比べたときの電子ノートのデメリットとメリット
iPadなどのタブレットと比べると、電子ノートはできることが少ない代わりに、勉強のじゃまになる通知やアプリが無いのが一番の違いです。
タブレットは動画もSNSも開けます。ノートを取るつもりが、通知を見ているうちに時間が過ぎた、という人も少なくありません。電子ノートにはそもそもその機能がありません。
電子ノートがタブレットより不便なところ
- カラー表示ができない機種が多い
- 画面の切り替えがタブレットより遅い
- 写真や動画を見る用途には使えない
- 使えるアプリがほとんど無い
電子ノートがタブレットより使いやすいところ
- 電源を入れてすぐ書き始められる
- 充電の持ちが長く、数日から数週間持つ機種もある
- 画面の表面がざらっとしていて、ガラスの画面より書きやすい
- 本体が200〜300gほどで、カバンに入れても重くない
勉強の中でネットで調べものをしたい、教材の動画も見たい、という人はタブレットのほうが向いています。書くことだけに集中したい人は、電子ノートのほうが使いやすいです。
勉強で電子ノートのデメリットを減らす使い方
デメリットの多くは、使い方を決めておけば小さくできます。電子ノートは「何に使うか」を1つに決めて、紙のノートと使い分けると続けやすいです。
- 電子ノートで書くものを決める(授業のノートだけ、英単語の練習だけなど)
- テスト前に見返すページには、目次やタグを付けておく
- 週に1回、パソコンやスマホにデータを移しておく
- 寝る前にケーブルにつなぐ、など充電する時間を決める
- 計算や下書きは紙かメモパッドに書き、電子ノートには清書だけ残す
データを移しておけば、本体が壊れたり充電が切れたりしても、スマホから見返せます。電子ノートのデメリットのうち、保存と充電の不安はこれでほとんど減らせます。
書き心地が気になる人は画面シートとペン先を見直す
書き心地のデメリットは、画面に貼るフィルムや、ペン先の種類を変えると変わります。紙に近いざらっとした書き心地のフィルムや、柔らかいペン先が売られている機種もあります。
ただし、メーカーが認めていないフィルムを貼ると、ペンの反応が悪くなることがあります。貼る前に対応しているかどうかを確かめましょう。
電子ノートが向く人と紙のノートのほうがいい人
ノートを何冊も持ち歩いている人や、見返す回数が多い人には電子ノートが向いています。反対に、色を使って書く人や、書いたらほとんど見返さない人は紙のノートのままで困りません。
| こんな人 | 向いているもの |
|---|---|
| 教科ごとにノートが多く、カバンが重い | 電子ノート |
| 前のノートをよく見返す・探す | 電子ノート |
| スマホやタブレットだと気が散る | 電子ノート |
| 色ペンを何色も使ってまとめる | 紙のノート |
| 充電を忘れがち | 紙のノート |
| 計算や下書きを書いて消すだけ | 電子メモパッド |
どちらか一方に決める必要はありません。授業のノートは電子ノート、計算用紙は紙というふうに、分けて使っている人も多いです。
電子ノートを買う前に確かめたい3つのこと
電子ノートのデメリットで困らないために、買う前に「保存できるか」「画面の大きさ」「充電の持ち」の3つを確かめましょう。
- 保存できるか 書いた内容を残したいなら、保存機能があるかを必ず見る
- 画面の大きさ 持ち歩くなら6インチ前後、教科書と並べて書くなら8インチ以上が目安
- 充電の持ち 1回の充電で何時間、何日使えるかを見て、充電の回数を考えておく
この3つが自分の使い方に合っていれば、電子ノートのデメリットはほとんど気にならなくなります。反対に、どれか1つでも合わないなら、まずは紙のノートか安い電子メモパッドで十分です。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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